情報の世界に起きている革命①

情報の分野で研究職として働いています。情報といってもいろいろなので、私自身の専門はすごく狭いのですが、学会の活動を通じて情報全般のいろんな方とお会いする機会があります。

 

昨日、「中卒から大学院」というtwitterをご紹介しました。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

「こんなのすごくレアなんじゃないか」と思われた方がきっと多かったと思います。確かにマジョリティではありません。でも、かれこれ20年以上、私自身が業界のことを見ていると、ここ10年ぐらいで多くの「革命」が起きていると感じます。こういう方が出てくるのもその革命の一部だと思います。

 

私が強く感じるのは

の3点です。

 

 

10年前と今とでは状況が全然違うので、私たちの子どもたちが世の中に出る5年後、10年後、15年後、20年後にはまたガラリと状況が変わっているとは思いますが、情報の業界の「今」の革命について、3日間に分けて書いていきたいと思います。

 

 

年齢の革命

 

今日は「年齢の革命」について書かせてもらいます。

 

みなさんご承知かもしれませんが、情報業界はとても若く、変化の激しい業界です。毎日のように検索でお世話になっているGoogleが誕生したのも1998年、Google Japanにいたっては2001年8月です。つい20年前には日本にはGoogleは存在しませんでした。ところが、この20年で世界は変わりました。

 

今も、毎日のように新しい技術やサービスが出てくるので、この業界で研究開発に携わる人たちは毎日学びの連続で大変だと思います。そして、どんどん新しいことが出てくるので、経験はいまいち役に立ちません。

 

そこで、自然と「年齢の革命」が起きます。

 

 

これは、東工大の教授の数日前のtweetです。

 

これをつぶやいていらっしゃる岡崎さんも40にはまだなっていないぐらいの若くて優秀で素晴らしい先生なのですが、その先生が紹介していらっしゃるのは東工大附属高校の学生さんが構築されたこちらのシステムです。

www.value-press.com

 

22歳以下のコンテストでは、小学生も受賞していました。だれでもどこでもアイデアとやる気さえあればシステムが組めてしまう時代です。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

 

 

「デジタル時代」を生きてきた子どもたちがちょうど社会に出始めました。若い子たちは本当に学ぶ意欲がすごくて、スキルもとても高いので、私も頑張らなければと毎日刺激されます。

 

外資系企業には昔から「年功序列」などという考えはありません。能力が高ければ若くても年収1000~1500万超えはあたりまえです。長く年功序列を続けてきた日本の伝統的な企業も、若くて優秀な人を外資に取られまいと最近は年齢に関係なく給与を支給すると発表する会社が増えてきました(とはいえまだまだ日本の企業は年功序列が残っているとは思います。早く転換しないと本当にまずいですね)。

www.itmedia.co.jp

 

 

 

それから、プログラミングには国境もありません。ソースコードは共通です。ソースコードで会話ができる世界では、母国語も関係ありません。(深いディスカッションにはもちろん英語が必要です)

 

 

年齢も性別も国籍も関係ない世界で、あと5年後、10年後、15年後、どうなっているでしょうね。

 

 

私には想像がつきません。お役に立てず申し訳ないです。

 

 

 

明日はベンチャー革命について書きたいと思います。