母さんの目にうつる僕が見える距離で

昨日の記事にもたくさんのコメントをありがとうございました。思春期を乗り越えたたくさんのお母さまたちからのコメントはとても心強いです。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

 

今日は「仲直りコロッケ」の翌日の話について書きます。コロッケを食べた後に娘と話し合いをした、その翌日、8月18日のことです。

 

 

いつものように、私は仕事を終えて、息子を保育園に迎えに行きました。

 

日によっては私が息子を迎えに行っても、息子は遊びに夢中で「ちょっとまって」と言う日もあるのですが、この日は、走って私に飛びついてきました。私は息子をひょいと抱っこしました。17キロちょっと。長距離は難しいですがまだ抱っこできる重さです。

 

 

夕方の合同保育が始まっていて、息子は自分のクラスとは別のクラスにいたので、息子の荷物をとるために、息子のクラスに移動しました。両手で息子を抱っこしたまま階段をのぼりながら、こんな会話をしました。

 

息子「ねぇ、かあさん僕のこと見て」

私「(息子を抱っこしたまま立ち止まって息子を見て)なに?」

息子「僕のことみえる?」

私「見えてるよ」

息子「僕も僕のことが見える。」

私「?」

息子「母さんの目の中に、僕がうつってるよ。母さんも僕の目の中に母さんが見える?」

 

(息子の目を見ると、私の顔が映っていました。)

 

私「ほんとだ、(息子の名前)の目の中に母さんが見える」

息子「鏡と一緒だよ。目に映るから見えるんだよ」

私「え、それ、誰かに聞いたの?」

息子「自分で考えた」

私「すごいじゃん、なんで?」

息子「今日手を洗ってるときに、鏡に僕がうつってて。鏡に顔を近づけたら鏡の僕の目の中に僕が見えたの。だから、そうかなって思った。」

私「(大げさに)すごいなぁ、それ自分で考えたの?天才だね」

 

(息子のクラスについたので、息子を下ろして、汚れ物の回収を開始)

 

息子「ねぇ、母さんってさ、最近、ねえちゃんとばっかりお話ししてない?」

私「そう?」

息子「うん。ねえちゃんばっかり母さんと”お話合い”してるもん」

私「そっか、ごめん」

息子「なんでねえちゃんとばっかり”お話合い”するの?」

私「うーん、ねえちゃんさ、最近イライラしたりするみたいだからさ、ちょっとちゃんと話したほうがいいかなっておもって。」

息子「ふうん」

 

(保育園の玄関に移動するまで、息子も私も無言でした。保育園の玄関での会話です)

 

息子「いっこお願いなんだけどさ」

私「なに?」

息子「1日1回だけでいいから、僕も、母さんの目にうつる僕が見えるぐらい近くで、かあさんとお話ししたい」

 

正直ものすごくドキッとしました。

「わかった、約束する」と返事をしました。

 

 

我が家は、単身赴任なので平日は夫がいません。コロッケを作った日の夜、食卓で娘と話をする間は、息子には私の携帯を渡してYoutubeを見ながら待っていてもらいました。息子は淋しかったのだろうと思います。息子は娘と6歳はなれているので、いつもおちびちゃんだと思ってしまっていますが、息子は息子でいろんなことを考えていて、娘との付き合い方を工夫するのと同じように、息子との付き合い方を工夫していかなければならないのに、前日の息子に対する私の対応(「姉ちゃんとお話合いするから、ちょっとYoutube見て待っていて」といって、息子に私の携帯を渡した)は、あまりにも雑で、本当によくなかったと反省しました。

 

 

「母さんの目にうつる僕が見えるぐらい近くで母さんと話したい」

 

娘がふんふんと話を聞いてくれて、私はああ良かった今日も機嫌がいいといいなぁと思っていた8月18日。その裏で息子にはさみしいおもいをさせていたんだと思って、頭を抱えました。

 

これからますますややこしくなるであろう娘への対応策を考えつつ、娘を気にしている間に放置されがちになってしまう息子への対策も練っていかなければなりません。とりあえず今考えられることは、それぞれの時間をきちんととることぐらいですかね。。。

 

息子の希望通り、息子の目に映る私が見える距離で、息子と話をする時間も取っていきたいと思い、その日の夜は、食事の後に息子を膝に乗せて(息子の顔は私の方に向けて向き合った形で膝に息子に座ってもらって)、ふたりでしりとりをしました。

 

毎日毎日、問題山積みです。

 

ブログを通じていろんなアドバイスをいただけて、いつもとても助かっています。

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