修学旅行を通じて学ぶ②-旅行本の選び方

昨日から、娘の修学旅行を通じた学びについて書いています。昨日の話はこちら。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

 

今年度は新型コロナウイルスの影響で学芸会がなくなったので、もしかすると普段より修学旅行にかけている時間が多いのかもと思うほど、ほとんど毎日修学旅行の準備の時間が設けられているようです。取り組みの中で、修学旅行は子どもの育ちや学びにとてもいい機会だなと感じています。

 

今日の話は「学び」というほど大げさなことではないかもしれませんが、修学旅行のために旅行の本を買った時に「本の選び方」を学んだ話について書きたいと思います。

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あれこれ調べては学校にプリントアウトして持って行き、グループで話し合い、やっとグループでの自由行動の行先が決まった後の平日の夕食の時の会話です。

 

娘「やっぱりさ、歴史とかちゃんとわかって修学旅行に行った方が楽しいよね」

私「そりゃそうだろうね。結局、どこに行くことになったの?」

娘「全体行動では、〇〇とか〇〇とかに行く。1日目に〇〇で解散にしてからグループ行動で、夕飯までにホテルに自分たちで戻らないといけない。グループでは、××寺とか〇〇とか行くことしにした。〇〇の紅葉が始まっているといいんだけど。」

私「へぇ。××寺とかは、歴史分かっといた方がよさそうだね。」

娘「だよね。教科書にも出てきてないし、全然しらない」

私「夕ご飯食べ終わったら本屋さん行く?」

娘「歴史とか説明が載ってる本ある?」

私「分かんないけど、あるんじゃないかな。行くところが名所ばかりだから、旅行の本に載ってそうだよ」

娘「本なら修学旅行にも持ってきていいって先生が言ってた」

私「じゃ、持って行けるし、ちょうどいいじゃん」

娘「うん、欲しい」

 

ということで、平日の夕食後に、息子も連れて本屋さんに行きました。

 

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せっかくなら品数が多い方がいいと考え、自宅から車で行ける少し大きめの本屋さんに行きました。本屋さんには、修学旅行先の旅行本が7~8冊置いてありました。

 

娘「旅行の本っていっぱいあるんだね」

私「だいたいこういうときは、同じ場所の説明を見比べてみるの。例えば、××寺のページ開いて見比べてみると、それぞれどんな風に書いてあるか比べられるから。」

娘「なるほど。」

私「だいたい、前か後ろに索引があって、そこから引けるようになってる」

娘「国語辞典みたいだね」

私「うん。国語辞典と同じ。五十音順に地名が書いてある」

娘「へぇ。それで××寺とかで引いて、××寺のページを比べればいいね。」

私「うん。」

 

こういう時は、息子はすぐにぐずぐずしはじめます。自分に関係ないと分かると面白くないのです。息子が床に寝そべったので、息子を抱っこします。もう年長なのでかなり重くて辛いですが仕方ありません。

 

私「(息子の名前)とちょっと本屋さんの中回ってくるから、いい本選んでみて」

娘「うん。行くところを全部見比べて、どれにするか決める」

 

行くところ全部!?(;゚Д゚)!?メインのところだけでいいんじゃない!?と思いましたが、とりあえず息子を抱いてその場を離れました。息子を抱っこしたままウロウロし、少しして娘のところに戻ると、真剣な顔でまだ見比べているところでした。

 

娘「こっちのは〇〇が載ってなかったからダメだった。あと、結構いいのがこの3冊。こっちは地図があって結構いいんだけど、こっちは見どころとかも書いてあっていいんだよね。こっちはお土産の情報が結構載ってた」

などと言いながらまだ悩んでいます。

 

平日の夜に来てしまって、時間は20時を回っています。最近は21時半には寝るようにしているのに、宿題も明日の準備もお風呂もまだの状態で出てきてしまいました。。息子ももう限界で、早くして・・・(;´Д`)という感じでしたが、なにやら真剣そうに悩んでいるのでそういうわけにもいきません。もうしばらく決まりそうにないので、息子を抱いて本屋さんをもう一周回ります。

 

しばらくして娘のところに戻ってもまだ悩んでいましたが、私たちの顔を見るとこっちにするといって、一番コンパクトな一冊に決めました。こんなに真剣に本選んだの初めて。結構いい本があったと言って本人は嬉しそうでした。

 

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本屋さんの帰り道の車の中で、娘にこんな話をしました。

 

私「今日は旅行の本だったけど、例えば問題集でも、迷ったら同じテーマのページ見て、自分なりに分かりやすい本を選ぶといいよ」

娘「へぇ。たしかに、同じことでも結構書き方が違ったもんな。見やすさも違ったし」

 

たしかに、レイアウトも重要です。自分なりに見やすいレイアウトやフォントがあると思うので、それを感じてくれたのはよかったなと思いました。小さい頃から本に触れることをあまりしてこなかったのもあり、こんな風に真剣に本を選んだのも初めての経験だったようです。

 

「学び」というほど大袈裟なものではありませんが、生活には必要な力で、こういうひとつひとつが、子どもにとってはいい経験だろうと思っています。

 

ちなみに、この日は結局学校の宿題はできずに翌朝やりましたσ(^_^;) 最近は21時半には寝て、5時半に起きています。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。修学旅行シリーズは明日で最終日の予定です。

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