共働きにとっての小学校生活ー⑤夫の単身赴任と、時間管理術

ここ数日は、娘の小学校6年間の生活を通じて経験した「共働き家庭にとっての小学校生活」について書いています。

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昨日は、これまでブログには見せなかった私のとても弱い部分について書きました。たくさんの温かい言葉を、本当にありがとうございました。

 

 

 

結局あれは何だったのか、今でもわからないままです。

  • 夫が単身赴任になることへの不安
  • 流産後のホルモンバランスの崩れ

のどちらか、もしくは、その両方が、原因だったのかもしれません。

 

 

人の身体って、本当にとても不思議だなぁとしみじみ思います

 

 

さて、今日は私が次に迎えた壁である「夫の単身赴任について書きたいと思います。

 

 

私たちは、結婚してからずっと、夫婦で協力して生活を回していました。娘が生まれた後も、息子が生まれた後も、50ー50か、夫の方が家事分担が多いぐらいで家事と育児をしていたと思います。その夫がいなくなるのです。困らないわけがありません。

 

娘が一年生の夏頃に"12月から単身赴任が始まる"と知らされた時には「とりあえずやりはじめてみるけど、私ひとりでやれるわけがない、半年で私は仕事を辞めることになるかもしれない。」と考えていました。それでも、娘もせっかく友達ができはじめたところだし、息子もせっかく保育園に入れたので、行けるところまでやってみようという思いでした。

 

 

昨日も書いた通り、夫は娘が1年生の12月の中旬に単身赴任を開始しました。そしてちょうどそのころに、私の足はもうほとんどよくなっていました。

 

足が悪かった時は、例えば冷蔵庫からものを取り出してキッチンに運ぶことですら、一苦労でした。キッチンから一歩一歩歩いて、やっと冷蔵庫にたどり着き、扉をあけようとするけど自分の身体が邪魔で扉があかない。よいしょと一歩下がって、扉を開けて…という具合で、何をするにもとても時間がかかっていました。引き出しを開けるために手首を返すのって結構腕が痛いんだということも、歩道は真っ直ぐに見えて意外と傾斜していて歩きにくいということも、この時に知りました。

 

 

それが、12月頃には、比較的スムーズに動けるようになっていました。ひとつひとつの動作を考えなくても自然に身体が動かせるようになっていました。例えば冷蔵庫の扉を開けたければ、自然に下がって扉を開けて、ものを取り出したら扉を閉めつつキッチンに戻って…と。これまではひとつひとつの動作を分けて、噛みしめるようにやっとの思いで動いていたのに、あまり何も考えなくても自然に身体が動くようになったのです。

 

 

まるで、修行用の亀の甲羅を外したような気分でした。

 

 

大袈裟ではなく、10倍以上は動作が早くなっていたと思います。つまり、24時間が240時間になったわけです。寝ている時間(例えば8時間)を差し引いても、私に与えられた16時間は160時間になりました。

 

 

無敵です。

 

 

ひとつひとつのことをやるのにものすごく時間がかかっていた夏~冬を想えば、夫が単身赴任になることなんてへっちゃらでした。

 

私ひとりだけどこれまでの10倍速で動けるのです。キッチンで片付けをしつつも娘に呼ばれたらすぐにダイニングテーブルをのぞきに行けるし、息子を抱いて二階にも上がれるし、旗当番や見守りだって難なくこなせるし。

 

 

健康体となれば、単身赴任もフルタイムも無問題でした。

 

 

 

こうして大きな壁になるはずだった夫の単身赴任は、軽々と超えることができました。

 

 

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時間管理について学んだのもちょうどこのころです。土日にこちらの講座を受けに行きました。
www.actionplanner.jp

 

正直、この講座を受けた直後はいまいちピンときませんでしたが、じわりじわりとその効果が分かってきました。今でも講座で学んだことはとても役になっています。自分自身を思い通りに動かせるようになると、健康な状態と比較しても同じ1時間が体感的には1.2倍ぐらいにはなります。やれることが増えていきました。

 

 

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夫の単身赴任は、その後、私の仕事の幅を広げることにもなりました。

 

 

以前のブログに、ワークライフバランスをテーマに学会で講演をしたことを書いたことがあります。でも、実は、このブログには書いていなかったことがありました。

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このブログには

2015年秋。

 

東工大の先生から一本のメールをもらいました。

「2016年3月の学会で、ワークライフバランスについて話してもらえませんか?」

という内容でした。

とだけ書きました。

 

 

でも実は、東工大の先生から講演の依頼を受けた2015年秋は、私の体調は絶不調でした。だんだんと体が思うように動かなくなり、自分ではベッドから起き上がることができなくなった頃でした。

 

上のブログには書いていませんでしたが、依頼してくれた先生には

  • 原因は分からないけれど、歩くのが困難になっていること
  • 仮に体調が戻らなければ、講演をするために会場に行ける状態ではないこと
  • 講演できるかどうかの返事をもう少し待ってほしいこと

を正直に伝えました。講演の依頼をしてくれたのは、私と同世代で昔からよく知っている先生です。「大変だね。1月頃までに決めてくれればいいよ」と言ってくれて、返事はいったん保留にしていました。

 

でも3月には出張にも行ける体に戻り、無事に講演を終えることができました。

 

その後も、単身赴任生活を送りながら感じることや工夫していることについて、いろんな場所でお話しさせていただいています。

 

 

 

人生に起こることはどんなことでも無駄なことはないとよく言いますが、足が悪くなった数カ月は、私に必要な時間だったのだろうと思います。

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます。明日も「共働き家庭にとっての小学校生活」について書きたいと思います。明日は子ども会の役員について書く予定です。

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