社会に出て活躍するということ-⑧自由・権利と責任はセット

今日は節分なんですね( ゚Д゚)

節分は2月3日と決まっているものだとおもっていたのでびっくりです。

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さて、週末お休みしてしまったので日にちがあいてしまいましたが、少し前から、単に勉強できるということではなく、社会人になってからのことを見据えた子どもの育ちについて考えています。

 

 これまでのブログはこちらです。

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少し日が開いてしまいましたが、今日はちゅみこ(id:chumikopa)さんからのコメントをご紹介したいと思います。

社会に出て活躍するということ-③試行錯誤能力を身につけるための第一歩 - 研究職ママの子育ち日記~子どもの学び方を考える~

わが家の場合、勉強を通じた「試行錯誤力」上はそこそこいい感じに仕上がってきているかな?が、今まさに、下についてどの程度「手綱をしめて、ゆるめるか」私が試行錯誤中です。上のように一筋縄ではいかない(*_*;

2021/01/25 13:15

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ちゅみこさんのご家庭は、我が家なんかよりずっとうまくやっていらっしゃると思うので、私が何か助言できることもなさそうですが、少し思うところを書いていきたいと思います。

 

きっと、ちゅみこさんの上のお子さんは「良い成績をとりたい」という気持ちがある子だと思うので、自然と自分で試行錯誤しながら成績を上げるように工夫していらっしゃるのだろうと思います。一方で、我が家の場合は上の子は「良い成績をとりたい」気持ちがこれっぽっちもない子どもです。もしかしたらちゅみこさんの下のお子さんは娘に似たところがあるのかもしれないと感じます。

 

 

我が家の場合は、娘は私が見たことのないようなひどい点数を持ち帰っても、へっちゃらです。以前、「漢字の宿題は、書き写すのが宿題なのではなくて、覚えるところまでが宿題だよ」などと話をしたことがありましたが、どこ吹く風でした。

 

では、実際問題として、本当に良い成績をとらないといけないのかと自問してみると、まぁ別に今のままでもいいのかなぁと思う時期が、私自身もありました。

その時期を超えて、今は、成績はともかく、自分で決めたこととか自分の果たすべき責任を果たしてから自由を手に入れること自体はしっかり学んだほうがいいのではと思うようになりました。

 

 

変化したのは本当に最近のことで、冬休みに「自由・権利」と「責任」はセットという基本的なところをあらためて親子でおさえたことがきっかけでした。この頃から娘の行動も少しずつ変わってきました。

 

娘にとっての「自由・権利」は、間違いなく好きなことができる時間です。 ゲームにお菓子作りにミシンなど、時間があればあるだけ思う存分楽しんでいます。

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これまでは、ほぼ彼女には「責任」はなく、思う存分自由な時間を手に入れてきました。「遅くとも23時には寝る」というところだけは決まっていますが、ゲームも携帯もまったく時間制限はしていません。ただ、中学も見えてきたため、「あなたは学生としての責任をまっとうして初めて自由・権利を手に入れられる」という話をしたわけです。

 

ここだけ話すとまるで勉強で良い成績を取ることだけがゴールのように聞こえるかもしれませんが、責任を持ってきちんと成果を出すことは将来に渡って必要な能力です。そこに向けてどうやるかを試行錯誤することも将来につながることはこれまでも書いてきた通りです。

年末に娘に話をした時には、大人になってもこの構造は変わらないという話もしました。お父さんやお母さんも仕事で成果を出すことができなければ評価は下がるしボーナスは減らされるけれど、期待以上の成果が出せれば意見も通るしボーナスも上がるという話もまじえて、小学生に置き換えると自由と責任は何かという形で話をしました。

 

そして、漢字テストや通常テストの「責任ライン」を彼女に決めてもらいました。「責任ライン」を下回った点数を取ってきたら、自由な時間はなくなってしまうというラインです。彼女は自分の自由と権利を守るために、精一杯努力をし始めています。

 

 

 

先日、「すごく自信ある」と夫だけにこっそり話していた漢字テストが返ってきました(パパっ子なので夫には何でも話します)。ところがせっかく書けていると思った漢字も細かいところでぽろぽろひかれて(はらうところを止めてしまったり、はねなければならないところをはねていなかったり)、「責任ライン」を越すことができませんでした。これまでは、とても悪い点数を取って帰って来ても悔しがるそぶりをまったく見せたことがなかったのに、この時は自分でも予想外だったようで、とても悔しそうにしていました。

 

私は、その姿を見られただけで、もう十分だと感じました。「自由・権利が欲しい」という気持ちが育ってきて、一生懸命勉強したからこその悔しさだと思ったからです。自分で決めた「責任ライン」ですから、自分に負けたような悔しさもあったのかもしれません。

 

 

勉強の仕方は、完全に本人に任せています。「出ている」とか「はらう」とかが分かりやすいように、漢字ノートの4マス合わせたサイズに漢字を書いてみるとか、似た漢字を並べて書いてみて違いを自分で意識しながら漢字テストの範囲を覚えるとか、いろんな工夫をしているようです。毎日こっそりノートを見ると、いろんな形の努力が垣間見れて微笑ましくなります。「次の漢字テストはこの前より点数があがるといいなぁ、そのためには同じやり方じゃダメなんだよね」と夕食の時に娘が言っていたことがあって、えらいもんだなぁと感心しました(親バカ)。

 

もともと漢字を覚えることが苦手な面もあるので、結果に結びつくにはなかなか一筋縄にはいきませんが、試行錯誤しながら覚えようとする姿はとても評価できるし、自分で決めた「責任ライン」を超えたいと思える気持ちになれたことは褒めてあげたいと思います。

 

「いい点数を取りたい」気持ちがないお子さんには、「自由と権利を手に入れるため」という話し方をしてみられるのもひとつの方法かなと思います。そしてそれは今に限ったことではなく、将来に渡って同じことだと分かれば、大人に向けたトレーニングのつもりでやり始められるかもしれません。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。ずいぶん長いシリーズになってきましたが明日ものんびりと続けます。

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