高校の選び方②

今日は、おとといのブログの続編です

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

↑のブログに、「名乗るほどのものではありません」様から、こんなコメントをいただいていました。

 

連日の投稿失礼致します。また、昨日のコメントを記事にあげて下さってありがとうございました。

高校選び、と言いますか、学校選びの視点は子供と大人ではかなり違うと思います。その大きな理由の一つに、やはり子供は「今」を重視し、先の見通しを立てにくいというのがあり、せいぜい「学校生活がどうなるか」のみを捉えがちだからかと思います。こんな部活があるとか、どこに修学旅行に行くとか。でも親は「この学校に入った先のこと」も考えます。これはもしかしたら、子供の時間軸が大人の何倍も長い、ということに起因しているのかもしれませんね。

文系、理系選択もそうで、学校は受験を控えて、睨んでカリキュラムを立て、選ばせますが、高校生の進路視点がどう変わるかは秋の空のようなもの。知人のお子さんは、1年生までは「理系は苦手、嫌い。法学部に行きたい」と文系選択をし2年生へ。そのまま3年生になり夏休み、読んだ本に感銘を受けて薬学を学びたい、と。学校の勉強とは別に、自分で理系科目に取り組み始めました。ところが当時の薬学部は化学Ⅱを履修していることが条件になっているところばかりで(現在は存じ上げません)、三年生までに履修していないため、薬学部には出願できない、ということが出願直前の12月に分かりました。大検で化学Ⅱだけを取れば、と調べると、大検は高校在学生は受けられない、という制度で断念。そこから文系に戻りましたが、この話を聞いたとき、履修科目に落とし穴があったとは、と驚きました。

自分自身のやりたいこと、学びたいことを見据えて動くことはなかなか難しいことですよね。ましてや人生の経験値が少ない子供たち。多少回り道しても、やりたいことができるようになるための努力をする時間はあってよいと思いますし、人生は長いとも思いますが、やはりそれも大人の視点、時間軸の話かもしれません。

長くなり失礼致しました。

 

 

いつもありがとうございます。また、お知り合いの実例はとても貴重なお話ですね。とても参考になります。

 

大検って現役高校生は受けられないシステムなのですね。教えていただいたケースでどうしても薬学に進むためには浪人しなければならない(あるいは高校を辞めてしまって大検に切り替える)ということなのですかね。なかなか難しいですね。

高校生活、大学受験のための予備校ではないので、高校生活も多いに満喫してほしいと思います。時々書いているように、結局大人になって役に立つのは、勉強以外のいろいろな経験だったりしますものね。

とはいえ、受験する学部(正確には学科)によって必履修の科目が違う点は要注意ですね。子どもの夢はその時々で変わる中で、受験する学科を睨んで履修科目を決めていかなければならないのはなかなか難しいとは思いますが、中学から高校に上がりたての子どもは「大学や学部(学科)によって必要とされる受験科目が違う」ことすら知らない場合もあると思うので、

親が知っている情報をできるだけ伝えながら一緒に話し合っていけるといいのかなぁとあらためて感じました。

 

 

また、コメントの中にある「多少回り道しても、やりたいことができるようになるための努力をする時間はあってよいと思いますし、人生は長いとも思いますが、やはりそれも大人の視点、時間軸の話かもしれません。」も、私もその通りだと思います。

 

昔、こちらのブログで紹介したのですが、大学に入るために公文で数学を学びなおした知人がいます。今や数学の能力はものすごいので、そんな過去の話を聞いた時はとても驚いたのですが、「人生いつからでもやり直しができる」事例のひとつかなと思います。

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この一本道しかないと歩いてしまうと、それはそれでつらいところもあるだろうと思います。また、今の時代は一本深い道を掘っている人だけでなく、いくつかの箱を持っている人が重宝されたりもするので、いろんな生き方があるしいろんな道があることを、まずは大人が子どもとも共有できたらいいのかなと思います。

子どもには子どもの世界があるし、反抗期もあるなかで「話し合い」がなかなか難しい時期もありますが、いろいろなことを話し合える親子関係を築いていけたらなぁと思います。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。最近目の回るような忙しさで本当に目が回りそうです。自分のいい状態を保てるようにしっかり休憩もしながらやっていきたいです。

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