夕食時の娘との会話:国民審査と選挙の話

ここ数日は、塾の先生から伺った話を書いています。

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今日も、塾の先生に伺った話の続きを書くつもりだったのですが、昨日の晩御飯の時の娘との会話を記録しておきたくて、予定を変更して「夕食時の娘との会話」について書きたいと思います。

(勉強の話が読めると思ってきてくださった皆様、すみません)

 

 

火曜日の夕食の時の会話です。いつものように、息子は19時ごろに食事を済ませていて、娘が塾を終えて帰ってきた22時すぎに、私と娘のふたりで夕食をとっていた時の話です。

 

(ご飯を食べながら)

娘「ねぇ、母ちゃんって選挙行く?」

私「もちろん行くよ」

娘「最高裁判所の裁判官の国民審査は?」

私「選挙と一緒にあるでしょ。やるよ」

娘「誰にバツつけるの?」

私「まだ判例を読めてないんだよね。投票までに読んどくつもり」

娘「まだ決めてないの?」

私「うん。どんな人がいるかも全然調べられてない」

娘「適当につける人が多くてチートレースだから、ちゃんと考えて投票しないといけないって、Youtuberが言ってたよ」

私「どういうこと?」

娘「国民審査のルール知ってる?」

私「・・・なんだっけ?」

娘「ある裁判官に対して、バツをつけた人の数が、何も書かなかった人の数よりも多かったら、その最高裁判所の裁判官は辞めさせられるの」

私「あぁ、それは知ってる」

娘「でも、だいたいの人は、良く知らずにどの裁判官にもバツつけずに投票しちゃうから、これまで否認された(※正確に言うと罷免です)最高裁判所の裁判官はいないんだって」

私「え、そうなの?」

娘「うん。だいたいの人は、良く分からずに真っ白なままで投票しちゃうらしい」

私「まぁ、そうかもね」

娘「だから、最高裁判所の裁判官にとっては余裕のチートレースだって。もしよく分からないなら、”国民審査の紙はいりません”って言って、何も入れないほうがいいって」

私「なるほどね」

娘「動画、一緒に見ようよ」

私「何の?」

娘「裁判官の判例のやつ。裁判官ひとりあたり1分のショート動画あったから」

(私が返事をする間もなく、横に置いてあった自分の携帯でYoutubeを開いてさっそく再生。黙々と主な裁判についての裁判官の判断を紹介する動画。おそらく多くの人は面白くないと感じる動画だと思うけど、私は結構楽しいと感じました。)

私「(一人目を見終わって)まぁ、この人はいいんじゃない?」

娘「うん。じゃ、次ね」

(そんな感じで11人分見終える。ちなみに、最高裁判所の裁判官は全部で15名ですが、今回審査対象になるのは2017年の前回の衆議院議員選挙後に任命されて今も現役の11名とのこと。)

私「こんな風にまとめて見たことなかったな。最高裁判所の裁判官って、かなりバランスよく選ばれてるんだね。思想が分かれてる。」

娘「夫婦別姓についてどう考えているかとか、ひとつのテーマでまとめてあるのもあるよ」

私「あ、そうなの?」

娘「うん」

(私が返事をする間もなく再生するので見せられる。続けて、一票に格差問題に対する見解についての動画も見せられる。)

私「・・・まぁ、なるほどね。」

娘「・・・バツつける人いた?」

私「うーん、こうやってYoutubeで切り取った情報だけだとまだ見えてないところもあるかもしれないから、最終的にはあとでもうちょっと調べてから決めるけど、たぶんバツつけちゃうかなって人はいた」

娘「(投票用紙を)真っ白で入れるとか、考えてそれならいいけど、考えずにやるのはダメだよ」

私「うん」

娘「あと、マル書いてもだめだよ。無効になっちゃうから」

私「気を付ける。あと、よくわからず真っ白で出すぐらいなら、投票しないことにする」

娘「うん」

私「でもね、衆議院議員選挙は、白票でも意味あるんだよ」

娘「なんで?」

私「(かばんから私のスマートフォンを取って来て検索して)これ、年齢別の投票率のグラフ、見て。」

 

https://www.soumu.go.jp/main_content/000255963.jpg

(画像は総務省のホームページから引用)

 

私「前回の衆議院議員選挙の投票率、60代は72%、20代は33%。このふたつだけ比べたら、60代と20代、どっちに向けた政治がされると思う?」

娘「60代?」

私「そう。政治家だって、仕事だからさ。政治に対して情熱持ってる政治家もいるけど、結局、自分の職を支えてくれる人がまた自分に投票してくれるように、支持者のための政治をしようとしちゃうんだよね」

娘「なるほど」

私「投票率のトップスリーは、60代、50代、70代、だからなぁ。」

娘「あまり若い人のための政治はされない?」

私「うん、そんな風に言う人もいる。でも、20代の人が誰にも投票しなくても白票入れるとどうなると思う?」

娘「どうなるの?」

私「白票でもね、投票率にはカウントされるんだよ。だから、白票だって十分意味があるの」

娘「なるほど」

私「一番いいのはどの人に入れようかって自分でよく考えることだけど、入れたい人がいないからって投票所に行かないのは、一番もったいないことしてるんだよね」

娘「なるほどね」

 

 

娘ともこんな話ができるようになったんだなぁと思いながら話していました。

 

選挙、行きましょうね。

そして、最高裁判所裁判官国民審査も、よく考えて決めましょう。

NHKの特設サイトがとても分かりやすくまとまっています。ページの下の方に考え方が表としてまとまっていたりもします。事実のみが淡々と書かれているし、かなり読みごたえがあって、判断材料としていいと思います。

www3.nhk.or.jp

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます。明日は塾の先生から伺った話を書く予定です。今日も良い一日にしていきましょう。

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