大学院生の帰省事情

企業研究所に勤める傍ら、今年の四月からクロスアポイントメントで某大学にも勤務しています。

 

大学では研究室に所属している大学四年生以上の学生さんたちと一緒に研究に勤しんでいます。

 

私の所属しているラボは「メンター制度」を取り入れているラボで、「本人+メンター+教員」が集まって3~5名のチームを組んで研究をしています。「本人+教員」だけでなくて、研究をはじめとしていろんな相談に乗ったり指導したりする役割を担う学生さんを間に置いてチームを組むことで、ひとりで困って立ち止まることなく、みんなで悩んで試行錯誤しながら研究を前に進めることができます。

 

直接指導している学生さんとは、毎週1回ミーティングを持ちます。ミーティングに参加するのはその学生さんを筆頭とするチームのメンバーです。

 

具体的には、例えば本人が大学4年生だとすると、

  • 本人(4年生)
  • メンターの学生さん(大学院前期2年生)
  • メンターの学生さん(大学院後期2年生)
  • 教員(私)

という感じのメンバーで打合せをします。

 

 

打合せでは、本人がこの1週間で取り組んだ研究と、ネクストアクションを確認して、また一週間研究を進めてもらいます。本当によく研究する学生さんばかりなので、1週間でこんなにたくさん実験できたのかと驚くほどたくさんの結果を毎週持ってきてくれます。

 

 

さて、本題はこれからで。

 

 

そんな打合せの冒頭にはいつも2~3分の雑談の時間があります。学生さんの様子も分かるし、私はとても好きな時間です。

今日(木曜日)打合せをした学生さんの一人が「今、実家に帰省している」という話をしてくれました。

 

話を聞くと、

  • 1月は論文の締切がたくさんあるので正月は帰省している場合ではない
  • 水曜日に帰ってきたので数日滞在して日曜日には一人暮らしのアパートに戻る

のだそう。

 

それを聞いていたメンターの学生さんも

  • 自分も今週末久しぶりに実家に帰る
  • 土日だけ実家で過ごしたら戻ってくるつもり
  • 同じく正月は論文執筆で忙しいのでアパートで過ごす

とのこと。

 

 

「えーー、それ、お母さん絶対寂しいよ

 せっかくなら正月までいればいいのに」

と言ってしまいました。

 

でも、そうもいかないとのこと。

 

 

まぁ、たしかに、1月は国際会議の締切がいくつもあります。

学生さんたちみんな頑張り屋さんなので会議に向けて実験や執筆をしているところです。

 

それにしてもお正月まで。本当に頑張り屋さんです。

 

まぁ、だからこそ、この大学に入れて、そしてこうして今日も前を向いて生きていけるのだろう、と思います。

 

 

 

 

・・・親御さんたち、どんな気持ちだろう。

頑張る我が子を遠くで見守ってくださる親御さんたちに、みんなのミーティングの様子を毎週スクリーンショットとって送ってあげたいぐらいですね。

 

 

もしも「うちの子帰ってこないなぁ」と思っている大学生のお子さんをお持ちの方がいらしたら、出版された論文を読んであげてください。

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます。今日も良い一日でありますように。

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