働くことについて

昨日は、娘の小学校6年間について書いた記事を振り返りました。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

こちらのブログに、よっしーさんからこんなコメントをいただきました。

子どもがこれから入学なので、他リンクと合わせてとても参考になりました。

私は非常勤ですが、フルタイムを目指そうと思っても博士課程、学会、論文、能力がないし、その努力をする元気がないのでできません。また子どもが可愛くて、こんな可愛い時期を一緒に過ごさず仕事で神経とがらしてあっという間に過ごすのはもったいないと思ってしまいます。でも子どもはいつか離れるし、子どもが安心して独立できるようにするためにも、私自身子ども以外にやりがいをもたないといけないですね…。いつももやもやしています。

 

 

よっしーさんの迷い、痛いほどよくわかります。素直な気持ちをコメントいただけたことを、とても嬉しく思いました。

本当にありがとうございます。

 

 

よっしーさんが書いてくださっているように、博士を取るのはすごくエネルギーがいることですし、論文を書くのも本当に本当にエネルギーがいります。

 

そして何より、子どもは可愛いのですよね。そしてあっという間に大きくなってしまうことが分かっているので、今の時間を大切にしたいという気持ち、すごくよくわかります。

 

 

 

私自身も、とても悩んでいました。

 

 

仕事を辞めようかと一番悩んでいたのは、娘が3歳ぐらいの頃です。

毎日のように娘から「どうしてお母さんは働いているの?」と聞かれて、うまく答えられない自分がいました。別に仕事に対してやる気も出ないし、それなのになんで働いているんだろうって、うまく答えられない自分がいたのです。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

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そんな私を変えてくれたのは、娘の

「へぇ、私も大きくなったらお母さんと同じ仕事になりたいな」

という言葉でした。

 

 

こちらのブログに書いたことを少し引用します。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

 

子「へぇ、私も大きくなったらお母さんと同じ仕事になりたいな」

私「母さんが働いているのいやじゃない?」

子「なんで?ぜんぜんいやじゃないよ。好きだよ」

 

娘にそう言ってもらえて、

なんだか、毎日毎日悩んでいた想いが解けたというか。

そんな気持ちでした。

 

今でも、働いていることに後ろめたさを感じることもありますし、こんな風にして定年まで私は過ごしていくのだろうかと悩むこともあります。

 

悩んだときには、「自分が自分自身の理想に近づくためにはどちらの道がいいだろう」と考えて選ぶようにしています。

 

時間はかかりますが、ひとつひとつの行動をまずは「考えて選択」するだけでずいぶん変わります。

 

夫婦関係とかもそうですね。「夫に対する不満を、夫に伝えるか。伝えるとすれば夫にどんな風に伝えるか」をきちんと考えることで、だんだんと夫婦関係も良くなると思います。

 

「自分の理想に近づけていく」

簡単に書きますが、これはかなり難しいことです。

 

子どもだって頑張っていますからね。

私も頑張らなければ、と思います。

 

 

 

 

 

先週末、とある国際会議に主著で論文を投稿しました。採択率はかなり低いので、採択されるかどうかはまったくわかりません。

 

そして、本当にお恥ずかしい話なのですが、今回が、出産後”初”の「トップ会議」へのチャレンジでした。これまでは「まぁ採択されるだろう」というところにしか投稿してこなかったのですよね。

 

研究者として、本当に終わっていたと思います…。

 

 

今回、初めてトップ会議にチャレンジしたのですが、素直に本当に大変でした。

11月頃から、かなり根詰めて仕事をしていて、最後の方は、正直、昼なのか夜なのかもよくわからない生活を送っていました。

 

 

はじめのうちは「やるしかないね、頑張って」と言って応援してくれていた夫も、「そんなにやって大丈夫?さすがにちょっとやりすぎなんじゃない?」と言い始めていたぐらいでした。

 

 

 

 

私自身を突き進めたのは、大学の学生さんたちです。

 

みんな本当に努力家で。素晴らしくて。

 

 

一方で、私は研究者としての経験がまったく足りていなくて、このままでは「教員」だなんて名乗れないと感じたのです。

今のままでは、学生さんと研究の議論させてもらえるような状態じゃないな、と。

 

 

そして「主著でトップ会議に3本通そう」という目標を立てました。

去年の秋頃の話です。

 

 

 

 

 

娘のためにではなく、今は自分のために頑張っていると思います。

 

正直、家族のことをあまり顧みていないので、家族にとってはあまり良い選択ではないかもしれません。

 

 

ただ、娘も中学生になり、息子も小学生になり、それぞれがそれぞれの人生を頑張るようなフェーズに代わってきたと思っています。

ミルクをあげなければお腹を空かせていたのに、冷蔵庫をのぞいて自分で好きなものを食べられるようになりました。

着替えさせてあげなければ何もできなかった赤ちゃんだったのに、自分でお風呂に入って歯磨きをして自分で眠れるようになりました。

息子も娘も学校の勉強があります。

 

 

子どもたちを支えていた時代は終わって、それぞれがそれぞれの道を歩むフェーズに入ってきたのかなと思っています。

 

 

そして、私も「やっと」やる気になれた。

出産して13年も経って、やっとです。

 

 

たまたま大学の教員をやらせていただく機会がなかったら、もしかしたら、こんな風にやる気になることもなかったかもしれないと思います。

 

だって、子どもたちは可愛いし。

別にそんなに頑張らなくても生活には困らないし。

自分の人生よりも子どもの人生を応援してもいいような気もしてくるし。

 

 

 

ただ、なんというか。

 

学生さんと胸を張ってディスカッションさせてもらえるようになりたいのですよね。

 

そのためには、私はもっともっと精進しなければならない。

 

今はそう強く思っています。

 

 

13年間のブランクはそう簡単に埋まるものではないことは分かっていますが、昨日の自分よりも今日の自分の方が少しでも前を向いていられるようにやっていけたらと思っています。

 

トップ会議に3本通すには、4年ぐらいはかかるだろうと思っています。もしかしたらもっとかかるかもしれません。

 

よくやるね…と家族は呆れ顔です。

 

 

 

まぁ、一年後には私の考えもまた変わっているかもしれないので、なんとも分かりませんが。

 

 

ただ、一度の人生ですから、自分で「決めて」「納得して」選択すれば、それがどんな選択肢であったとしてもいい選択だと常日頃思っています。

 

 

私自身も出産して13年間、仕事のペースを緩めていたとも言えるかもなぁと思ったりもしています。私の場合は、成り行きでそうなっていただけなので、あまり褒められたものではありませんが。。

 

子どものために仕事を緩める時期をつくる方は本当に素晴らしいと思います。

子どもはいても仕事を続ける選択肢をする方も本当に素晴らしいと思います。

 

 

きちんと考えて選択することに意味があると思います。

 

 

 

自分はどんな風になりたいか

 

私もこれからも毎日考えていきたいです。

 

 

よっしーさんコメントにお返事するつもりで書き始めたのですが、いまいちお返事になっていなくてすみません。

 

きっと多くの方が、よっしーさんのように悩みながら毎日を過ごされていると思います。

 

 

私もこれからも悩みながら、歩む道を選択していくことでしょう。立ち止まって悩みながら、時には戻って違う選択をしつつ、少しずつ前にすすみたいです。

 

結論のない話ですみません。今日も良い一日になりますように。

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