高校での勉強について-③大学の選び方について

ここ数日は、高校での勉強について書いています。

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今日は、「大学の選び方」について書きたいと思います。

 

 

このブログを読んでいらっしゃる方にとっては、

  • 釈迦に説法
  • 耳に胼胝(たこ)

かもしれません。

 

 

「そのぐらい知ってるよ」

という方は今日のブログは読み飛ばしていただければと思います。

 

 

 

ーーーーー

高校進学と大学進学との大きな違いは、大学の場合は進学先が職業に大きく影響してくるという点だと思います。

 

 

私自身の感覚ですが、

  • A大学の〇学部(偏差値65)
  • A大学の◎学部(偏差値65)
  • B大学の〇学部(偏差値50)

という3つの大学があった場合に、自分がなりたい職業に直結するのが「〇学部」だとすると、「A大学の〇学部(偏差値65)」もしくは「B大学の〇学部(偏差値50)」に進学するのはOKですが、「A大学の◎学部」に進学するのはありえない選択肢だと私は思います。

 

 

 

「A大学」という看板がほしくて大学を選ぶような時代はもう終わっているからです。

 

 

え、そんなに偏差値下げちゃうの?

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、将来を考えると偏差値なんて全然関係ないと、私は思います。

 

 

大学名より学部の方が何倍も大事だと思うからです。

 

 

少なくとも理系の場合は、もう完全にそうです。

 

 

 

学部が違えば、その先の道は全く違います。

 

そのことを、よく心に留めて、ぜひ「自分は何になりたいか」をよく考えて、学科を選ぶ必要があるでしょう。

 

 

 

(最近はあまり見かけませんが、「大学にいる間に好きなことを見つければいいよ」みたいなことを言う方もたまにいらっしゃいますが、そんな時代も終わっていますので、ご注意ください。)

 

 

また、以前書きましたが、大学院から別の大学に行く子もよく見ます。いろんな手段がありますから、大学受験が全てだと考える必要もありません。

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また、今の大学生は本当によく勉強します。

 

分野によると思いますが、私のいる分野だと、大学の間にいくつもインターンシップ(学生をやりながら会社で務める制度のこと)に行く子の方がマジョリティです。

 

今はコロナでなかなかその機会もありませんが、在学中に留学する子も多いと思います。

 

私が学生だった頃に比べると、今の学生さんたちは格段に精力的な大学生活を送っているなぁと感心します。

 

昭和の時代と、今とでは、まるで違いますね。

 

 

 

 

ちょっと話がそれました。

 

入る学部(学科)によって将来が決まっていく、に話を戻します。

 

 

学部・学科によって将来が大きく変わるのは事実ですが、とはいえ、総合大学の多くは、入学時点では学科が特定されていない大学も多くあります。

 

特に旧帝大をはじめとする総合大学は、大学二年生以降に学科が決まる仕組みを取っている大学も多いと思います。

例えば「工学部」として入学して、二年生から「土木」「建築」「電気」「電子」「情報」などに分かれる仕組みです。

この手の大学の場合、一年生の成績の上位から希望の学科に行けるシステムの大学がほとんどだろうと思います。

「本当は「情報」に進みたかったけれど、成績が足りなくて「土木」に行ってしまった」みたいな話も普通に聞きます…。(※ただの例えで別に土木が悪いとか言うわけではないし、希望して土木に行く学生さんもたくさんいらっしゃるので、その点はご容赦ください)

 

 

 

そう考えると、この手の大学は入学時から頑張って良い成績を取っていかなければならないので、大学に入った後も大変ですよね。

 

 

入学時点で学科が決められていないのが嫌で総合大学は受けなかったという話を聞いたこともあります。それはそれで賢い選択だと思います。

(ちなみに私は総合大学ではないので、希望の学科を受験しました。第二外国語などの一部の教養の授業は全学科合同で受けましたが、その他は入学時から学科単位で分かれて専門的な授業を受講するシステムの大学でした)

 

 

受験する大学を決める上では、大学に入った後に学科の振り分けがあるのか、受験時に決まるかも、重要なポイントだと思います。

 

もちろん、入学後に振り分けられる大学に入学しても、いきたい道が明確なら、大学に入った後も〇学科に進むための努力ができるのだろうと思うので、自分なりのビジョンを持つことが大切だと思います。

 

 

 

 

まずは、なりたいものを決めること。

 

そして、そのためにはどの学科に行けばいいのかを、しっかり調べること。

 

高校の中で理系と文系に分かれる前には、ある程度方向性を決めておかなければならないので、高校一年生の間には自分がなりたい職業や行きたい学科がなんとなく決められるといいですね。

 

 

 

 

 

 

 

将来なりたいもの

 

みなさんのお子さんはお持ちでしょうか?

 

 

 

高校生にいきなり「やりたい仕事を決めなさい」と言ってもなかなか難しいのかもしれません。

 

 

 

「仕事選び」は、「生き方選び」でもあると思います。

 

好きなことを仕事にするのか、

仕事は仕事として好きなことは余暇の時間で楽しむかによっても、

仕事の選び方は変わるでしょう。

 

 

 

そんなことも含めて、親子で話し合えるといいですね。

また、今はいろんな本が出ているので、辞書代わりに手元に置いておくと少し手助けになるかもしれません。(なりたい職業から学部や学科をひける本です)

 

職業はもちろん、どんな大学があるのかについても、初めはよくわからないと思います。こんな本もお薦めです。

 

 

以前紹介させていただいたことがありますが、「スタディサプリ進路」のサイトも役に立ちます。職業や気になるキーワードから大学が探せます。また、大学名を入力すると、受験に必要な大学入学共通テストの科目なども検索することができます。学科によって受験科目がまちまちでなかなか難しいと思うので、活用されると良いかもしれません。

shingakunet.com

 

 

 

 

ある程度大学が絞られてきたら、「オープンキャンパス(大学の見学会)」に行かれるといいですね。

 

今は、コロナでオープンキャンパスが中止になってしまっている大学も多いのですが、オープンキャンパスの代わりにオンラインでの見学会なども開催しているので、ぜひ大学のホームページで探してみてください。

 

 

私が勤めている大学の学生さんたちは、「高校一年生の時に高校の授業の一環で大学見学をした」と言っていた子もいました。高校に入学したら、その手のシステムも整っている学校もあると思うので、ぜひ高校の先生に聞いてみられると良いと思います。

 

 

 

ばらばらと思いつくままにいろんなことを書いてしまいました。まとまりが悪くてすみません。今日も読んでいただきありがとうございます。

 

 

あらゆる生き方が認められる中で、大学進学以外にも沢山の道があるし、どの道に進むのが正解なのかは私はよくわかりません。子どもが自分の第六感みたいなものを信じて、自分の道を選んでくれればと思っています。親としては、そのきっかけづくりとかサポートとかをしてあげられると良いですね。

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