世界に目を向けると教育も変わる

ここ数日は、最近読んだブログをご紹介しながら、自分の感じたことや考えたことを書いています。このシリーズは今日で最終日の予定です。

 

今日はUIKO(id:UIKO)さんのブログをご紹介します。

uiko.hatenablog.com

 

UIKOさんは現在ドバイに住んでいらしてご主人はギリシャ人、2019年までは10年間イギリスに住んでいらしたというインターナショナルなママ様です。

 

上に引用しているブログの中では

  • 海外に住む最大のメリットは、「固定観念から完全に解放される」こと、言いかえると「自分らしく生きやすくなる」ことである。
  • 海外にいると常に自分らしい選択をする癖がつく。自分らしさを常に考えるようになる。自分にとっての幸せは何かを考えるようになる。自分の価値観を模索するようになる。

と書いていらっしゃいます。

 

 

実は、UIKOさんのブログを読み始めたのはごく最近です。

 

私が以前書いたこちらのふたつのブログに、UIKOさんからコメントをいただいたのがきっかけでした。

 

研究職ママさん、こんにちは。
初めてましてUIKOと申します。
海外ですが、私も4歳と7歳の2人の息子の子育てをおります。
ご自身のお受験のお話や、息子さんの答えが一つではないというエピソード、興味深く読ませていただきました。
イギリスでは算数でも仲間外れ(odd one out)の問題は必ず理由(Reasoning)をかかせ何通りも答えを出させるようで、自分が受けてきた日本の教育とのギャップに驚かされました。

 

このコメントはとても参考になりました。

  • イギリスでは仲間外れの問題は必ず理由を書かせて何通りも答えを出させる

とのこと。

 

何通りも答えを考えるのは、頭をグルグルかき回す思考のトレーニングになるし、理由を説明するのは、論理的に考えて、それを人に伝えるトレーニングになります。

 

ニューヨークで働いている日本人の友人には、

日本の教育は100年遅れている

といつも言われます。

 

日本人の教育は、思考のトレーニングや、自分自身の考えをまとめるトレーニングや、ものごとを自分で調べるトレーニングや、プレゼンテーションのトレーニングが圧倒的に足りていないと。

 

仮に日本の教育レベルや価値観が世界とずれているとすれば、少し目線を挙げて視野を広げた教育をする必要があるかもしれません。なぜなら、子どもたちが大きくなるころは、日本という閉じた世界だけでは生きていけない可能性が高いからです。

 

みなさんご承知の通り、今のままの出生率ではこれから日本の人口はどんどん減少し、子どもたちが大きくなるころには日本は残念ながら老人ばかりの国になってしまいます。人口の問題だけでなく赤字国債も積み上げられてしまっていて経済的にも辛い状況です。これから先の子どもたちは、日本に住んでいるだけで、大損でしょう。

 

人口の問題だけでなく、(別にいまに始まったことではないですが)土地の問題もありますね。ベルギーに住んでいるフランス人の友人には「プレートの情報を調べたことがあるか、活断層の真上になぜ住んでいるのかが理解できない」と言われ続けています。そう言われ続けながらも、日本に居続けてしまっている自分がいますけれども・・・(´・_・`)

 

温暖化など日本だけの問題ではないこともたくさんあるし、経済的な格差などさまざまな問題を抱えている国もたくさんあるので、日本の外に出れば安心ということはないかもしれません。でも、子どもたちが海外に出ていく選択をすることはあり得ると思います。

 

また、リモートワークなどで土地の概念はますます薄れていくので、仮に住んでいるのが日本だとしても、一緒に働くメンバーがグローバルであるという状況は、これまで以上に大いにあることでしょう。そんな時に「日本の価値観だけで」育ち、「日本の評価基準ではお勉強ができる」だけで育ってしまった子どもは生きていけないかもしれないと思います。

 

一方で、「自分にとっての幸せ」を自分の頭できちんと考えて、きちんと選択すること。そして、人の話をよく聞いて、自分の考えをしっかりと伝えて、コミュニケーションをとること。これらはどんな世界にあってもとても大切な通じる力です。UIKOさんのコメントを読んで、グローバルな視点で子育ての価値観を持たないといけないなとあらためて思わされました。

 

どうか子どもたちが幸せな未来を生きられますように。そのための幸せな毎日を、今、送って行ってほしいです。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。明日から数日は、娘が小さい頃の作品をご紹介しながら「好きな世界に没頭する娘」について書いていきたいと思います。

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