小学校入学前にやっておくと良いこと

息子が小学校1年生になって2カ月ちょっとが経ちました。

 

娘が初めて小学生になるころは、「小学校になるまでにどの程度のことができていればいいのだろう?」というのが全く分からなかったので、未就学児のお子さんをお持ちの方に向けて、小学1年生の学校での学習の様子を書いてみたいと思います。

 

娘が小学生になった頃には、ひらがなやカタカナは一通り書けて、計算もそこそこできる状態でした。何か特別なことをしたわけではなく、娘は、生活の中で自然に読み書きや計算ができるようになっていったと記憶しています。

 

一方で、息子はとても苦労しました。

 

息子は、言葉でのコミュニケーションはとれます。まだ字の読み書きができないときからハッとさせられるようなことを言ってくれる子でした。

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音声コミュニケーションに特に問題がないので、「そのうち字にも興味を持って読めるようになるだろう」と思って放置していたら、まったくひらがなが読めない状態で年中の冬頃になりました。

 

年中の冬ごろ。

年が明けたら年長さん、小学生がだんだん近づいてくるという時になって、「このままでは字が読めないまま小学生になってしまうのでは…」と心配になり、字の勉強を始めました。

 

何度かご紹介していますが、まずは文字を覚えるところからはじめました。そして、だんだんと文が読めるようになり(この頃は、発音しても内容は理解していない状態でした)、そのうちに文を読みながらその内容を理解できるようになっていきました。並行して迷路などで運筆を鍛えました。「文字書く」練習をしたのは小学校に入る直前です。

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こうして、

  • ひらがなはだいたい書ける(「しゃ、しゅ、しょ」のような小さな文字が入る言葉は書けたり書けなかったり)
  •  カタカナはまったく書けない
  • 計算は一桁の足し算引き算はでき、二桁の計算も簡単なものならできる(こちらは自然とできるようになりました)

 といった状態で、小学校に入学しました。

 

 

 

小学校に入学すると、まずはひらがなや数字の練習を中心に授業がすすみます。

 

私たちの自治体ではひらがなを練習するためのドリルがあります。大きく「あ」と書いて、下に「あ」を9回書くようなドリルです。加えて、宿題でひらがなのプリントがでています。とはいえ、練習するのは学校で半ページと、宿題プリント一枚。

まるっきりひらがなを知らないお子さんが、学校と学校の宿題だけでひらがなを書けるようになるのはかなり至難の業だと思います…

 

なにせ我が家の場合は文字を覚えて書けるようになるまでに一年以上かかりましたので。あのまま小学生になっていたら本当にまずかったと思います。

 

初めて連絡帳を書いてきたのは4月の終わりです。まだひらがなの練習帳で文字を練習している途中の段階でした。つまり、子どもたちが文字がかける前提で、「連絡帳を書く」ことが始まります(もちろん書けない場合は先生が代わりに書いて下さいますが、かといって、集団で授業は進んでいくわけなので、遅れている子はなんらかの方法で家庭でのフォローが必要だと思います)。

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そういえば、この連絡帳を書いてくる前に、プリントに自分の名前を書いて帰ってきたことがありました。息子の名前には小さい文字が入っているのですが、息子はその小さい字を書けていませんでした(たとえば、息子の名前が「しょうた」だとすると、息子は「しうた」と書いていました)。

 

先生が赤い字で小さい字を書いてくださっていました(うた)。

 

「先生ごめんなさい、自分の名前なんて書く機会がないので、全然書いたことないんです…」という気分でした。 

 

このあとに、自宅で、何度か名前を書く練習をしました。

 

この後にも1~2回、小さい文字が抜けていたことがありましたが、毎日宿題のプリントに自分の名前を書くうちに、きちんと書けるようになりました。

 

 

こちらが最近の息子の連絡帳です。「きれいな字」ではないかもしれませんが、伝えたいことがきちんと伝えられるようにしっかり書けるようになりました。
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(いま気づきましたが、一行目は「もてくる」になっていて、先生が「つ」と書いてくださっていますね。まだまだ練習が必要ですね) 

 

 

 

 算数では、足し算の勉強や図形の勉強が始まりました。こちらが先日の算数のノートです。「つつの形(円柱)」と「きゅうの形(球)」を見比べて、その特徴を授業で学習したようです。

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このノートを見て、「息子がもしもひらがな書けないままだったら、かなりまずかったな…。ひらがなやっておいてよかった…」と思いました。自分で考えたことを言葉にしたり、先生が黒板に書いた内容を書きとるようになるのには結構苦労があると思います。ひらがなは書けるようになっていて本当に良かったと思っています。

 

一方で、ひらがな以外の勉強に関しては、まったく先取り学習はしていません。

例えば、「つつの形」の特徴などは授業中にしっかりと自分で観察して考えればいいと私自身は思っているからです。それを、先取り学習をして「つつの形の特徴はこうだよ」とはじめから分かっていたら、授業がきっと面白くないだろうし、自分で考えながらお友達と相談する機会を持てなくなるのは残念だろうと思っています。「間違えてもいいんだよ、考えることが大切なんだよ」といつも息子には言っています。

 

授業の様子は夕食の時やお風呂の中で聞いています。娘が毎日塾に行くようになって夕食は息子とふたりで食べるようになったので、息子が小学生になってからは息子の話をゆっくり聞くことができるようになりました(娘の話は娘が塾から帰って来て食事を取るときに聞いています)。

 

――――

先取りはしませんが、文字の勉強だけは続けています。 

 

週末、あさがおを植えた後には少し作文をしました。学校でドリルであらためてひらがなの練習をしてから、ずいぶんきれいな字が書けるようになってきました。


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今日も読んでいただきありがとうございます。先取りをしないことに関しては賛否両論あるかもしれません。長い目で見て子どもを育てていけたらといつも思っています。

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