塾選びをしていた時によく出てきた言葉に「管理教育」と「自由教育」がありました。
「管理教育」はその名の通り、周りが管理した環境で教育していくこと。wikipediaには「児童・生徒の在り方を決定し、これに従わせる様式の教育方法、ないしその方針」とありました。
言葉のイメージはあまりよくありませんが、管理をする分、「成績が下の子が出にくい」ところが特徴です。飛び抜けて良い子も出にくいですが、しっかり管理したりフォローするので極端に悪い子も出にくいとのことです。日本の集団授業の多くはこの形態をとっているのが現実だと思います。
「自由教育」もその名の通り、管理しない環境で教育することです。「個性とその自発的活動を重んずる教育をさす」とのことです。専門的なことの教育や、その子にあわせた教育を指します。
言葉のイメージは良いのですが、「成績の上位も出やすいし、成績の下位も出やすい」ようです。
どちらも結構古い言葉のようなので、今の子どもたちにはこれらの折衷案が一番合うのだと思います。いつも書いていますが、導きすぎては子どもが考えなくなってしまいますし、一方でまったく野放しでもいいわけでもないでしょう。
selfmanagementforkids.hatenablog.com
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子どもに対する問いかけ方とか、言葉のかけ方ってとても難しいです。私にとってはこちらの本が役に立ちました。
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この本の著者の方が、「問いかけの話術」について書かれた記事がこちらにありました。本の観点とは少し違うかもしれませんが、もしかしたら参考になることがあるかもしれません。toyokeizai.net
1)「自分の言葉で語れること(What)」
「この問題の解き方を自分の言葉で言うとどうなる?」「この人の言っていることってどういうことだろうね?」「要するにこれはどういうことなんだろうね」と聞き、“自分の言葉で”語らせるようにすると、頭が動き始めて、「考える」ことが始まります。
2)「疑問に思うこと(Why)」
「なぜそうなの?」「なぜだと思う?」「どうしてこうなんだろうね〜」と問われると人間は、考えます。どうしてだろうかと。たとえば、「あなたの住所はどこですか」と聞かれると、頭に入っている知識をアウトプットすればいいですね。このときは考えていません。しかし、「なぜ、そこに住もうと思ったのですか」と聞かれると、「あれ、どうしてだったかな」と考え始めますね。これが考えるということです。
3)「手段や方法を思いつくこと(How)」
「どうしたらいいと思う?」「どのように感じた?」など英語で言うHowに関係する質問をすると考え出します。これも単に知識を問いているわけではなく、考えないと出てこない質問です。
今日も読んでいただきありがとうございます。大人も日々学びながら過ごしていきたいですね。